漆工芸品の修復例・1

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修復前 修復途中。
一度バラバラにして修正します
修復完成後 完成後・2
料紙箱の修理でした。
古い修理の後が目立っていたので
金の縁取りと同時に絵を入れなおしました。


蒔絵箱の修理です。
写真ではわかりにくいですが、ひび割れていました。入念に部分的に書き直しました。
完成後です

写真は地味ですが、非常に高度な技法で、
蒔絵が施されていました。柔らかな波の表現に脱帽しました
繊細な技術を駆使し、時間をかけた修復です。


蒔絵の置物を置く台の修理でした。
1.5ミリ四方の金の板が百枚以上はがれていました。
蒔絵の部分もひび割れており修理しました。
一枚一枚大きさも違うので、自分で刃物を駆使して
金の板を作り、張っていきます。根気と精密度が要求される修復となりました。



ふた表修復前
ふた表修復後
ふた裏修復前 
ふた裏修復後 ふた裏拡大
側面修復後 側面拡大
すずり箱です。
真っ二つに割れていました。
写真の他にも沢山痛んでいましたが
予想以上に綺麗に修復できました。


折れていました 接ぎ木をします 漆の下地で補修中 色あわせで完成後

置物の修理でした。
朱色は昔の色を作るのが難しく
何度もテストピースを作り、色を近づけます。


写りが良くありませんが、印籠(いんろう)の修理です。
梅の金の板が剥がれていましたので、張りなおしました。 
 張りなおした後に、形が残っている梅を参考に花弁を描きます。



その他色々な修理例